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執筆者の写真Yumi AKABANE

【県南地区の大雪に僕らができること 1】 菊地 晃生

ボランティアの募集を始めたファームガーデンたそがれの菊地 晃生さんの活動報告をご紹介します。



僕の田んぼや畑にも来てくれている情熱的な友人たちが、横手・湯沢地区に年末から雪下ろしの手伝いに行って泊まり込みで地域の方々のヘルプをしています。

ご存知のように横手市が社会福祉協議会を通じて、公式にボランティアを募集していますが、彼らが担っているのは危険を伴う屋根の雪下ろし作業です(社協のボランティア活動では屋根に登らせるような危険作業をさせることはなく、そこは自衛隊や専門業者に要請しているようです。)


僕も自宅が停電したり、昨日からの雪でハウスの倒壊が心配なところではありますが、自分の心配を度外視して被災地へと向かう彼らの眼差しに打たれ、じっとしていることができず、何かアクションができないものかとこの数日、頭の中がずっとそちらへ向かっていました。


僕自身、現地に行って除雪作業をするのは家族への負担もあるので難しい。では、ボランティア体制を組織して後方支援することはできないだろうか。そう考えて、自分の暮らしを投げ出して現地へと駆けつける友人へのサポートができないだろうかと考えています。相談させていただいた横手のデリカテッセン紅玉の高橋基さんから、こんなメッセージをいただきました。


「今年は大変な幕開けですね。もう皆んながヘトヘトな状況です。

この未曾有の豪雪下にボランティアで来てくださっている皆さんには心から感謝申し上げます。

公助も共助ももはや成り立たない疲弊の中で、私もまたもがきながら暮らしています。

早朝からの自宅の除雪、社員が出勤する前に会社の除雪、実家の除雪、そして仕事、帰ったら上記の除雪がまた待っています。

少しでも晴れ間があれば屋根の雪下ろしといった感じで、皆んな自分の事で手一杯。 社員の疲労の色も濃くて、先日の荒天時は遂に一斉休業と致しました。 誰かが大変というより、大変では無い人などいない状況です。」


僕に何かができるとは思っていません。

ただ、困っている人がいるところに、助けたいという人が集まるということは自然なことだし、そうした自然の摂理を用いて、社会が幸福になると良いなと考えています。一人では出来ないことを皆で考え協力できたらと思います。


僕ができることは、現場に向かう除雪ボランティアへの後方支援だと考えました。社協が募集する公的ボランティア活動は平日単発で登録できるかもしれない。でも全然それじゃ手が足りないし、こっちの雪をおろしていたら、向かいのおばあちゃんが一人で困っている姿が見えているのにそこをヘルプできずに次のところへ向かうのことが辛い。


と彼らから嘆きの声が届きます。困難は広範にわたり、何をどうしたら良いかわからない、コロナ禍ということもあり人とのつながりも断絶された状況下に置かれていると思います。社協に相談できる人は高齢者世帯や一人世帯や、障害を持った方々という普段の生活も困難な方々、こちらの方々を優先的に救わなければならないのは当然だと思うし、まずはそうした方々の力になりたい。

次にとなるのは、みんなだと思うんですよね。みんな困って、みんなヘルプを求めています。みんなを助けたいけど、手が足りていないようです。

そこで、僕が考えることは、寝泊りして除雪作業にあたることのできる人への後方支援です。宿泊場所の確保、食事の提供、スノーダンプや除雪スコップ、ヘルメットなどの除雪道具や安全装具、ボランティアへ向かう彼らが持ち出ししなくても良いように僕らにできることはないだろうか。

そんなことを考えて僕が知っている方々へと相談したら少し体制ができそうな気配が見えてきました。 Hostel&Bar CAMOSIBA さんがボランティアの宿泊受け入れをはじめてくれました。しかし、身銭を切って泊まり込みでボランティアしている彼らにとっては、大きな出費です。食事は基本的にコンビニで済ませているそうです。風呂に浸かることもままならず、一日除雪作業した後でのシャワー入浴はさぞこたえることだろうと想像します。

幸いなことに、すでにCAMOSIBAさんはじめ学生さんの支援や温かいメッセージをいただいており、なんかできそうだなという感じが生まれています

長くなってしまったので、募集の詳細については次のメッセに簡潔に投稿します。

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