1月23,24日、30,31日の土日、学生ボランティア主催としてはボランティア活動を行いました。18万8,827円の募金の残額を引き継ぎ、少しでも農家さんのためになればと思い活動しています。
23日は小原さんのりんご畑、24日は小川さんとその周りのぶどう農家さん。30,31日は細川さんのもも畑、小川さんのぶどう畑、そして前回お手伝いに行った鈴木さんから紹介をしていただいたぶどう畑で雪かきをしました。
国際教養大学、秋田公立美術大学、秋田県立大学からのボランティアとファームガーデンたそがれの菊池さんとその娘さんが参加してくださり、総勢20人で活動しました。農家のみなさまから、1か月分の仕事が1日でできたよありがとうと声をかけていただき、嬉しさでいっぱいになりました。
今回の記事ではなぜ私が雪かきボランティアを始め、代表を引き継いだかをお伝えします。
ニュースで県南の雪がものすごいことになっていると知った時、何かしたいとは思ったもののどうしたらよいか全くわからず、少し気になるけどどうしようもないなと思っていました。しかし、教養大学のFacebookグループでボランティアを募集しているのを見て、居てもたってもいられなくなりました。その時の私は、本当に居てもたってもいられなくなる‘という言葉以外思いつかないような状態でした。アルバイト先にお休みをもらえないか連絡をして、返信が来ないのをもどかしく思い何度もスマホを見たり、困っている人のことを考えると勉強すら手につかなくなったり。あったかい部屋で平然と暮らしていることに罪悪感すら覚えました。
そんなこんなでボランティアに行けることが決まり、知っている人がいないのにもかかわらず現場に飛び込みました。友達には雪かきしたことあるの?足手まといにならない?知り合いいるの?などなどとても心配されたけれど、まったく聞く耳を持たず出発しました笑
初日は1時間くらいで現場につく予定がいろいろ遅れて電車が走らず、寒空の下いつ来るかわからないバスを待ちつづけ3時間以上かけて到着しました。最初の現場は屋根の上の雪下ろし。屋根の上の雪をおろさないと家がつぶれたり、家がゆがんでドアが閉まらなくなったりするのだと教えてもらい、驚きました。家が雪の重みで潰されるなんて夢にも思いませんでしたがきっと秋田の人は言わなくても当たり前の事実なのかなと思います。なぜ雪かきが必要なのか情報があればさらに多くの人がボランティアしなきゃという気持ちになるのかなと思いました。
そして、2日目からはりんごやぶどう農家さんのお手伝いに行きました。秋に来て心惹かれていたりんごの畑は雪で覆われ全く違う景色になっていました。木々は雪で埋もれていました。放っておくと木が折れてしまうそうです。さらに新しい木を育てるには何年もかかるため、もう農業を辞める決断をしたひとも少なからずいるようです。農家さんだけで木を雪から掘り起こすと5本でも半日かかり、1000本近く木を育てる農家さんにとって途方もない作業です。しかし、誰かがボランティアをしたら、木を何百本も救えるのです。
1人の力は少しでも、多くの人がボランティアに来たら、それは大きな力となります。そのことを実感させられる経験でした。
そして作業が終わり、ありがとう助かったよと言ってもらったときの気分は何物にも代えがたい気持ちです。私の力を必要としてくれる人がいると思うと私も本当に嬉しいです。
私は1/31で10日目のボランティアとなりましたが毎回本当に多くのことを学んでいます。
今後もボランティアを続けるため、ぜひ募金をお願いいたします。
コメント