top of page

1月30日、31日の活動報告

更新日:2021年2月3日

 学生が引き継いでから初めてボランティアを行ったこの2日間は、

・小川ぶどう園のぶどう棚の除雪

・鈴木ぶどう園のぶどう棚の除雪

・細川農園の桃の木の除雪


の3か所に学生が分かれて、それぞれ現地の人と除雪を行った。


【1月30日(土)】

参加者については、

秋田公立美術大学から3名

国際教養大学から6名

秋田県立大学から1名

亜細亜大学から秋田滞在中の学生1名の総勢11名の学生が参加した。


朝は秋田市から来る学生が多かったため、除雪の協力を要請した細川農園さんが美大生を、小川ぶどう園さんが教養大生を自らで迎えに。


横手市に向かう道中では作業以外でも、学生と話す時間が持てたのではないかと思う。これもひとつの大事な繋がり方であるから、農家さんと学生が望む限りはこの形を続けていけたらと思う。


ただ、30日朝は予定では9時30分に十文字駅に集合だったが、29日夜からの寒波の影響で集合はせず、秋田市から大学生を乗せた車はまっすぐ各々の農園に向かうことになった。


・小川ぶどう園は10時頃作業開始

→美大生1名、県大生1名、教養大生3名の5名で除雪

お昼には、小川家特製の横手焼きそばときりたんぽ鍋をいただいた。



その後は16時まで引き続きぶどう棚の除雪。

小川ぶどう園では、ご家族と親戚の比較的大人数での除雪を行っていたが、それでも中々進まないほど広大なぶどう畑だった。掘っても掘っても雪はある。掘っては固めて穴をつくって雪をそこになげる。だんだんと捨てるところがなくなり、ぶどう棚の救い出されたワイヤーの上に再び重なる雪。


「これで除雪できているんですか?」

と不安をこぼす学生もいたが「少しでも雪を掘ってもともとワイヤーの上にあった雪をなくすだけで大きな意味があるからやり続けてほしい」と小川さんは話していた。

大人数で行ったことで棚の除雪が大きく進んだと、小川さんは言ってくださった。


鈴木ぶどう園では同じく10時頃作業を開始

→教養大生3名と亜細亜大生1名の4名で除雪

鈴木ぶどう園ではこの日除雪作業をしていた人数自体が少なく、思うように除雪が進まなかったと学生は悔しい思いでいた。やはり広大な畑の雪を寄せるためには人数が精神面でも体力面でも大きくかかわってくると痛感した。


細川農園は、寒波の影響で横手市に中々辿り着けず、午前の作業は断念し午後13時から作業を開始

→美大生2名と県大生1名の3名で除雪

細川農園では桃のほかにリンゴも作っており、今年は雪による被害で苗木を必要とする人も多いだろうという事で、りんごの木をの苗木を救い出すことを優先した。

りんごの苗木の根までを掘り出すため、土が見えるまで掘り出す作業を行った。あまり大人数でもできない作業であったが、少人数でも過酷な除雪作業であった。



16時前後には、すべての農園で1日目の作業を終了。学生はそれぞれの農園から横手市平鹿町の「ときめき交流センターゆっぷる」に向かい、温泉で1日の汗を流した。


19時には、横手市十文字の「ル・カフェ・プランタニエ」というフランス料理店で夜ご飯をいただいた。プランタニエさんには、ボランティアを始めた当初から破格の値段で食事を提供していただいており、また店の奥のゲストハウスで4人宿泊可能ということまで支援していただいている。







夕食中には、他大学の学生が集まっているということで、軽く自己紹介。

普段中々話すことのない他大学の学生と除雪を通して繋がれる1つの大切な時間だった。


夕食が終わると、Hostel&Bar CAMOSIBAとプランタニエのゲストハウスに分かれて宿泊。の前に、この日はCAMOSIBAのBarが営業中とのことで、少し顔を出してみた。

そこには酒が入って熱く語る農家さんの姿も。

飲みながら食べながら、農家さんや学生と繋がる場がここにもあった。


【1月31日(日)】

参加者は、前日からの参加者も含め

秋田公立美術大学から5名

国際教養大学から8名

秋田県立大学から1名の総勢13名で作業を行った。


この日は

前日、鈴木ぶどう園で中々成果が出なかったと学生が感じたことを踏まえ大人数で鈴木ぶどう園に向かうことに。



小川ぶどう園には31日のみの参加の学生6名を動員。


ぶどう園では1日目と同様にぶどう棚の除雪を行った。


細川農園には、学生2人と午後からはCAMOSIBAのオーナーも除雪に。


こちらも桃の木を救い出す作業を行った。


今週は土日をまたいで雪が降り積もったために、雪を寄せても寄せても少し休んで外に出れば雪が積もっているこの何とも言えないもどかしさを、学生も感じることができた。ある意味貴重な体験となったと思う。農家さんはこれを孤独に毎日感じていると思うと、胸が痛くなる。しかし、農家さんは口を揃えて「学生さんが来てくれていがった」という。これを聞いてまた来たいと思う学生が今週もまた増えているように感じる。


【募っていた資金を使った収支について】

プランタニエでは食費が1,000円、宿泊費込みで2,000円(先週と今週と合わせて19,000円支払い)

CAMOSIBAでは宿泊費を20,00円で拠点とさせていただいている。(今週は20,000円支払い)

ちなみに、宿泊費について、農家さんのご厚意で負担していただいている。本当にありがとうございます。

とのことで、菊地晃生さんから受け継いだ194,827円から2週間で学生に手渡していた交通費手間賃などの支出学を差し引いた今の残金は45,902円となる。


●支出

 支出合計148,925円

 内訳

・労務費(交通費含め) 120,000円

・食費 19,000円

・保険料 9,100円

・振込み手数料 825円

●残金 45,902円


今まで通りに活動を続けて行くためには今後、資金をどう集めるかがキーとなってくる。







閲覧数:171回0件のコメント

最新記事

すべて表示

bottom of page